進学を目指す際、費用面の不安を抱える方も多いのではないでしょうか。そんな時に強い味方となるのが奨学金制度です。三重県では、日本全国で利用可能な奨学金に加え、地域独自の支援制度も充実しています。
この記事では、公的支援と民間奨学金の違いに触れながら、奨学金制度をわかりやすく解説します。さらに、奨学金利用後の返済イメージを持ちやすいよう、具体的な返済シミュレーションもご紹介します。
公的奨学金制度は、日本学生支援機構(JASSO)をはじめとした国や地方自治体が提供する奨学金です。以下の特徴があります。
・第一種奨学金(無利子):成績や家計基準を満たす学生に提供される、利息が付かない奨学金
・第二種奨学金(有利子):広く利用可能で、一定の利息(上限年利3%)がかかる奨学金
・市町村独自の奨学金:市町村によって、奨学金をもらえたり、借りられたりする制度です。下記の地域などで受けられます。
四日市市、伊勢市、松阪市、桑名市、名張市、尾鷲市、鳥羽市、熊野市、いなべ市、志摩市、伊賀市、木曽岬庁、東員町、菰野町、朝日町、川越町、玉城町、度会町、大紀町、南伊勢町、紀北町、御浜町、紀宝町など
・三重県地域と若者の未来を拓く学生奨学金返還支援事業:県内で居住かつ就業等を条件に、大学等の奨学金返還の一部を助成する制度。
※奨学金制度は変更や終了となることがあるため、詳細は必ず各市町村や公式サイトでご確認ください。
民間企業や財団が提供する奨学金制度は、特色や条件が多様です。例えば、以下のような制度があります。
・返済不要型(給付型):成績優秀者や特定分野での才能を持つ学生に提供される奨学金。
・特定分野支援型:看護、教育、農業など特定の分野を学ぶ学生向け。
公的支援 | 民間奨学金 | |
---|---|---|
対象者の広さ | 全国規模で多くの学生を対象 | 特定地域や分野に限定される場合が多い |
支給方法 | 月額支給が一般的 | 一括給付が多い |
返済の必要性 | 無利子・有利子の貸与型が多い | 返済不要の給付型が主流 |
奨学金の利用を計画する際、返済負担を理解することが重要です。以下に、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を例にしたシミュレーションを示します。
【ポイント解説】
・第一種奨学金(無利子)は返済額が少なく済みますが、利用条件が厳しい場合があります
・第二種奨学金(有利子)は利用条件が緩やかですが、総返済額が増える点を考慮する必要があります
【シミュレーション条件】
・第一種奨学金(無利子):借入元金のみ返済
・第二種奨学金(有利子):年利1%(上限)で試算
・返済期間:15年間(標準的な期間)
借入総額:2,400,000円
【第一種奨学金(無利子)】
月々の返済額:13,333円
総返済額:2,400,000円
【第二種奨学金(有利子、年利1%)】
月々の返済額:14,400円
総返済額:2,592,000円
借入総額:3,840,000円
【第一種奨学金(無利子)】
月々の返済額:21,333円
総返済額:3,840,000円
【第二種奨学金(有利子、年利1%)】
月々の返済額:23,000円
総返済額:4,140,000円
借入総額:5,760,000円
【第一種奨学金(無利子)】
月々の返済額:32,000円
総返済額:5,760,000円
【第二種奨学金(有利子、年利1%)】
月々の返済額:34,400円
総返済額:6,192,000円
・日本学生支援機構(JASSO)公式サイト
・三重県公式サイト
・各市町村の奨学金情報(四日市市・津市公式サイトなど)
奨学金は、進学の夢を叶えるための大切な支えとなります。各制度の特徴を理解し、自分に合った選択をしてくださいね。
三重県には、学生支援を目的とした様々な奨学金制度が整備されています。これらの制度をうまく活用し、経済的な負担を軽減しながら学生生活をより有意義なものにしましょう!
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